前向きな『メタ認知』を働かせる子
学校とは、子どもたちが「真新しい自分」とその可能性に出会う場です。その原動力となるのが『メタ認知』です。
『メタ認知』は、すでに幼児期から少しずつ芽生え始めています。
私たちの学校では、そのことを生かして、学習過程で意図的に『メタ認知』を働かせ、 「自分」や他者との対話により、学びの価値(よさ)に気づくとともに、自己の成長を実感することを大切にしています。
「学びに向かう力」が育つ『メタ認知』とは?
『メタ認知』は、自分の学びや行動、感情を俯瞰して調整する力です。例えば、テストが終わったらもう一度見直す、わからないときどうすればよいのか、どこまでわかっていてどこからわからないのかなど、自分の学びの状況を俯瞰して、自分の意志で学びを推進するなど「ナビ」の役割を果たします。『メタ認知』は、幼児期の終わりから芽生え、小学校高学年以降著しく伸びるといわれています。『メタ認知』を意識した子は、「もう一人の自分」との対話も深めるようになり、「学びに向かう力」が確かに育ちます。
本校では、あらゆる活動で『メタ認知』育成のメソッドを展開しています。学習だけでなく、自分の生活態度を見直したり、他者とのコミュニケーションの取り方を修正したりするなど、人間力を高める効果もねらっています。
