高２進学スタンダードコースキャリア探究ゾーンでは、高１で「様々な職業を学び、職業観を深める」、高２で「社会(第２産業)との交流で想像力を身につける」ことを目標に学習を進めています。

１学期には産学協定を結んだ「(株)和田萬さん」の工場見学に出かけました。

明治時代創業の胡麻の名店「和田萬」の和田社長から、胡麻の魅力や胡麻油の絞り方、焙煎方法などを教えていただきました。工場は胡麻の香りで包まれ、炒りたての胡麻は風味が良くとても美味しかったです。

「(株)和田萬さん」からいただいた胡麻の種。校内の光庭で育てました。順調に育ち、夏には花が咲きました。

力強く育った胡麻の苗、2学期の10月末には苗の収穫をしました。初めて見る胡麻の苗と胡麻の種が入っている袋に生徒は驚いていました。ここから2，3週間乾燥させ、袋から種を収穫します。乾燥させた後の胡麻の種との対面が楽しみです。

胡麻の種を搾り、できるゴマ油。搾ったあとには大量に残る油分が抜けた胡麻の絞りかす。SDGｓの目標12「つくる責任 つかう責任」の具体的ターゲットにあるように、食品ロスを防ぐために絞りかすの再利用を考えています。

夏休みの宿題として胡麻の絞りかすを用いたオリジナル品を個々に試作し、２学期は授業で城南学園、和田萬のコラボ商品の開発に挑んでいます。

試作と改良を繰り返し、商品開発を今後も続けていきます。

消費者側から生産者側の立場に立ち、社会との関わりを広げていきたいと思います。

試行錯誤を重ねた「城南学園・和田萬のコラボ商品」の完成にご期待を。